個別相談 63 国語 国語が苦手

塾で教える国語… まず、国語が苦手だ、と思っておられる方は、一度、今通っておられる塾の国語の講義を見学してほしいと思うのです。

国語の講師のスタイルは大きく2つに分けられます。

「を」型と「で」型です。

つまり、物語・説明的な文章などいろいろな作品の文章「を」教える講師と、作品の文章「で」教える講師の2種類です。

前者は、いわゆるオーソドックスな国語の授業です。板書に物語の流れ、説明文の構成を書いてまとめていく、というスタイルです。
個人的には、塾ではこのスタイルは、苦手な子にとってはちょっとつらいところがある、と思っています。つまり、自分でパターン認識をしなくてはならないからです。その文章「を」解説されても、他の文章「で」応用できなくては得点に結びつく国語にならないでしょう?
塾の国語のスタイルは、国語の学習としては悲しいですが、その文章や問題「で」、他の文章が読めるようになり、他の問題が解けるようになるものでなくてはならないと思うのですがどうでしょう?
「ほら、だから他の物語文でもここをおさえれば問題解けるでしょ?」「だから説明文を読むときはこうすればよいでしょ?」という「普遍化」が最後になければ個別の文章の解説で終わってしまいます。
得意な子は前者のスタイルでも、自分で意識・無意識に「普遍化」できているのです。上位クラスの講義ならばこれでもなんとかいけそうですが、苦手な子は、その「文章」で、他の文章の読み方を教える、その「問題」で、他の同様の問題が解けるようになる、という運び方でないと「入試の国語」の講義では無いと思うのです。
たとえば算数の問題で数値換えされたら解けない、なんて笑い話にもならないでしょう? 算数なんかは他の問題にも使える「公式」化がされているのですから、国語もある一定の「公式」化をはからないと苦手な子は前に進みにくいのです。いくら国語をやってもやってもできない、というのは普遍化された講義を受けていない、パターン認識ができていない、という根本的な原因がある場合が多いのです。

その点、「苦手な子を教えるのに適した塾の国語の先生」は、「を」型よりも「で」型の先生だと思います。
いや、塾の先生を批判しているのではありませんよ。「苦手な子」には、そういう自分でやらなくてはならない、自分でやってほしい部分にまで手をさしのべてやらないといけない、ということです。場合によっては保護者がその手をさしのべてやらないといけないのです。
これは繰り返し協調しますが「その文章」「を」読めても、入試には「その文章」がでない限り役に立たないのです。「その文章」「で」解き方を理解していれば、入試で「他の文章」が出ても対応できるのです。
家庭学習でも、その文章でやったことが他の文章にでも使える、そういう部分を問題演習を通じて「獲得」していく、というのが「点数をとることができる国語の学習」であると思います。

(保護者より: 「で」型の参考書はあるかというレス)

実は、ご相談をいただいてから、本屋さんをめぐってきました。
20年前と比べて、参考書や問題集の種類も変わり、昔からあるものも改訂が進んで、内容はすっかり変わっていますね~
昔は「最上級」「長文の研究」「Vエース」「応用自在」を使っていましたが「Vエース」なんかなくなったのかな? 本屋さんにはありませんでした…
中身もすっかり違う… 「ゆとり」教育の影響か、昔の参考書のほうが骨がある気がしました。
①「で」教える国語の教材… 無いですよね~ たしかに無い…
前にも少しお話ししたのですが、某国立附属高校の先生が書かれた参考書・問題集が、かつてはほとんど唯一のように「で」型でした。どうも中学入試用には書かれておられないようで、高校入試と大学入試に関して出版されていました。
しかも、何か学校関係者や塾対象の教材として販売されているようで、市販では手に入りにくいみたいですね…
そもそも参考書を書かれている国語のえら~い先生は、教授さまやどこかの学校の先生さまが多く、「を」型の国語環境の人々ですしね…
このスレの中で「技術講座」として称して書かせていただいているものをご利用いただければ何かの足しにはなるかもですが、書きながらみなさんのニーズに応えられているのか、やや不安に思いつつ、一方的に垂れ流してしまっている点を申し訳なく思っています。ちょっとペースをあげて、「技術講座」をたくさん書いて、無料閲覧自由の教材(笑)にできるようにがんばります。
ただ、やはり自分で勉強法の一貫として取り入れられるしかないのかも知れません。
私が提案する第一はすでに何度も紹介しているパターン認識です。

どか~んと「電話帳(過去問集の業界用語)」を用意して、今日は空欄補充題だけ選んでず~っと解いていく、今日は理由説明題だけ選んで解いていく… みたいな方法です。何か1つテーマをしぼりそれだけやっていく… 記号選択と記述を分けて、一方をまず集中していく…

②「で」教えてくれる国語の講師・家庭教師…
これはけっこうおられるような気がしますが… 前に申しましたが、塾の国語の講義を是非、見学してみてください。「を」型なのか「で」型なのか…
でも「を」型が多い気がするんですね~ 昔は「で」型けっこうおられたのですが、塾から予備校に変わられる、というケースが多かったです。

国語が得意だった人より、(これはどの教科でもいえるのでしょうが)苦手で苦労した人のほうがしぜんと「で」型の指導をなさってくれるようです。

よいお答えが回答できなくて心苦しいですが… やはり地道に探していく以外に無いかもですよね…
国語専門の塾が最近目立っているようですが、それとて実際に見学したりしてみないと、「を」型の指導である可能性も高いわけです。もともと塾で講師をされていて独立されたって、そんなに自分のスタイルなんかベテランほど変えられるものでもなさそうだし…
「フットワーク」を働かせて色々模索してみましょう。私も参考書や問題集、ひきつづき探検してみますね~

外の人 について

中学受験・関西・エデュ・そして某掲示板(w 全ての所でマッチしない「外の人」です。 数年後には中学受験だけは真っ只中にはなると思います。 下の子が動き回る前にと勢いで作りました。
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