(質問記事番号 【2289281】 投稿月 2011年10月)
編者注:麻布・栄光志望校コース 栄光の過去問が取れない。
「××」さま
栄光は、設問数も少なく、
「じっくり読んで考えてね」
というタイプの問題です。漢字の書き取りも独立題にして、受験生の意識をしっかりと「読解」に集中させてくれています。
どの分野もばくぜんと、できない、というご様子ですが、それは
文章レベルの難易
設問レベルの難易
の、組み合わせて変動しているパターンだと思います。文章レベル易・設問易の問題からの「演習」からまず入られたほうがよいと思うので、小5の模試や小テストにもどり、すべてを解かせず、「理由説明題」に特化させて解いてみてください。
栄光は、設問数5つくらいの中で、2問ほど理由説明題が占めます。比較的「読みとり」に「理由」がわかっているかどうかを問う学校ですので、まずは「理由説明題」に習熟させましょう。
字数制限もありますが、空欄の解答欄の設問のほうが多いパターンです。
そこで、「同傾向異学校」としては、関西の兵庫県の学校のものが利用できますが、似ているところでも設問数が多く、語句や漢字も文中型が多いので、それをハズして、理由説明題や記述の問題だけチョイスさせて演習させていきましょう。
1.小5の模試などを理由説明題だけ選んで「1文章1設問」学習で流していく
2.兵庫県の女子中の「親和中」のものを語句系・漢字書き取りを抜いて解いていく
3.兵庫県の男子中の「甲陽中」のものを演習する
この三段階でどうでしょう。3は難問ですが、2は念入りにやっておいて損はないと思います。
「どこから手をつけていいかわからない」
という場合は、「何をやってもよい」ときです。何かにしぼって、ここをやっていくよっ と、お母さんが自信をもって提示してやってください。
暗記物などの学習もさせたい時期でしょうし、多くの時間を国語にとれない場合もあるでしょうが、そういうときは、上記の「同傾向異学校問題」を「1文章1設問(記述のみ)」に徹してやれば、取り組みやすく回転も速いと思いますよ。
まだ国語は伸びます。むしろ、できない国語こそお子さんの「のびしろ」です。しっかり取り組んでお子さんを支えてやってくださいね。
何か追加質問があればどうぞ。