(質問記事番号 【2295493】 投稿月 2011年10月)
「××」さま
算数が安定してきて、よかったですね。ただ、その上で、甲陽にむけては「難問チャレンジ」をしていかなくてはいけません。定常の模試が「できる」というのは算数の場合、甲陽では「前提」です。
「面積比」「場合の数」「規則性の問題」
の難問で、苦戦しておられませんか? ちょっと重点的に取り組んでおいてくださいね。
さて、気になるところが…
「理科の暗記が苦手で」「甲陽のテストが合っている」
というのはあまりいえません。甲陽の理科は、例年(しろくまの時代も)、第1問目は、がっつり暗記から入ります。第3問まで暗記分野、というときがありますよ。(とくに植物関係は大切で、人体なども外せません。)
しろくまの友人のアイデアマンだった理科の講師は、甲陽の志望者には、兵庫県の女子中の暗記分野の問題をコピーして切り張りして大量にB5くらいの大きさにしたものを用意し、解答欄までそこにつけて、手渡し往復でできたものからどんどん先に進んでいく、というプリントでほぼ毎日、理科の暗記分野の易問流しをさせていました。
きっと実験系の難問がおもしろくて好きなのだとは思うのですが、理科は暗記分野を日々学習していく、という姿勢はしっかりと持たせてやってくださいね。
国語の場合、目下のところ、得点が低くても「しっかり考える」ということは大切です。おっしゃるように、時間内にじっくり考えて解ける設問数ですので、この点は、お子さんのおっしゃることもわからないではありません。
国語は、過去問で5~6割の場合、第1段階として、「文中の中の言葉を用いて」書かせる設問を演習し、第2段階として字数制限のない記述題をさせる、という流れが必要です。
1.関学中の国語
2.親和中の国語
の、流れでやらせてみてください。(学校名は隠してコピーしてやらせてください。)
六甲中も候補に考え始めている、ということなのですが、本人は甲陽志望を変えていないのですよね。
ここは難しいところです。学習してくモチベーションを「甲陽をめざす」という気持ちで高めている可能性もあり、六甲中に志望校を変える、となったそのときからの気持ちの維持が難しいところなんですよね。
思いつくまま書いてくださいね。それでいて不思議なもので、不安の高い順番に出てくるもんなんです。
実際、どんな入試でも、すべてやりきって入試にのぞむ、ということはありえないのです。どんな人でも、どこかできていないところ、やっていないところ、けっきょくできなかったところを持ったまま、入試を向かえます。
まずは、マイナスをカウントせずに、目下の所、甲陽に到達している分野にしっかり目をむけてやって、そこをとにかく「磨く」というところから入りましょう。
ひょっとすると、まだ「思いつく」不安な話、お持ちではありませんか? この際、しろくまにいろいろお話しくださいな。多角的に情報をいただけると処方箋もつくりやすいので。
何か追加質問があればどうぞ。