月別アーカイブ: 2010年8月

~しろくまの、灘の第1日目の話 5~ 語句特殊題に関して

~しろくまの、灘の第1日目の話~ 語句特殊題に関して

 和語表現に関してはもちろんこれで終わりではありません。語句に関することが連続しすぎると、ちょっと食傷気味になるので、ちょっとテイストを変えて、「語句特殊題」に触れながら、小4くらいからの灘語句対策にもふれてみたいと思います。
 
 灘は、申しましたように、単なる「ことわざ」「慣用句」「熟語」だけでなく、ひねりを加えて総合的に考えさせる語句の出題もします。たとえば 続きを読む

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~しろくまの、灘の第1日目の話 4~ 和語表現 3

~しらくまの、灘の第1日目の話~ 和語表現 3

 あんぐり(と) ぽかん(と)

① ひざの上にお茶をこぼして(   )と口を開けて見ててはだめじゃないの!
② あまりのできごとに声も出せないで(   )と口を開けていた。

 二つとも、「口を開けている」様に用いる表現で、物語文でもだいたいこの二つが多用されています。

 あんぐり = おどろいたりあきれたり
 ぽかん  = 事態に対処せず

 ですから①が「ぽかん」になります。実際、どちらでも使える場合がありますが、この差異をしっかり理解させてやってほしいですね。もちろん例によって短文も作成させてみてください。 続きを読む

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~しろくまの、灘の第1日目の話 3~ 和語表現 2

~しろくまの、灘の第1日目の話~ 和語表現 2

 さて、「体の動き」を示す表現、というのは、何も灘対策だけではありません。物語文の一部分を(   )にして、そこにあてはまるものを選べ、というときに

 もじもじ じっくり こつこつと

 などを入れる、というものです。「脇を固める」という意味で灘志望者以外でも十分大切な対策です。

 まずは「体の動き」で、物語文などでもよく出てくる「目」に関するものをまとめてみましょう。 続きを読む

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~しろくまの、灘の第1日目の話 2~ 和語表現 1

~しろくまの、灘の第1日目の話~ 和語表現 1

 平成21年の2 平成20年の5 平成19年の5 

 平成21年のものは前回、示しましたよね。「どたばた」「はるばる」のように二文字目と四文字目が同じひらがなのもの。

 1 ちらほら
 2 へどもど
 3 つべこべ
 4 やきもき
 5 あくせく
 6 しみじみ

 平成20年の5は、「はっきり」「ゆっくり」というような、二字目が「っ」で、四字目が「り」になるひらがな四字の言葉を考えさせるものでした。で、五十音順に並べて考えさせる、というパターンです。 続きを読む

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~しろくまの、灘の第1日目の話 1~ 序説

~しろくまの、灘の第1日目の話~ 序説

 現在、「近・中・標」で説明的文章を進めています。灘の初日は、韻文・語句などの他に説明的文章も出題されます。いわば初日は幅広く「国語」のすべてを問う…
 「近・中・標」の説明的文章の解説で、灘の初日の説明的文章は対応できますが、問題は他の部分… 灘に特徴的なさまざまな問題の対策を進めていきましょう。

 以前からやるやる、というてすっかり時間がかかってしまいました。すいません。「近・中・標」も並行して進めていきますからあわせてご利用くださいな。 続きを読む

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