(質問記事番号 【2327273】 投稿月 2011年11月)
「××」さま
2月2日に栄光中を受験するとして、2月1日には「確実に合格の取れるレベル」の学校を受けたいが塾は麻布中の受験を勧めてくる、ということですよね?
連続した二日間で、しかも1日のほうの合否は2日の入試の前にわかることはないのですから、「1日の学校受験後、ある程度の手応えを感じてしまったら、油断してしまうかもしれない」という話は、ちょっとあまり関係のないリクツだと思います。
「絶対合格するハズの学校の受験の手応えが悪かった場合に、次の入試に影響が出る」というリクツならばわかります。
☆ 「併願」は、「子どものための」受験である
という「基本」に立ち返ってください。
「併願」は
A 第1志望校が残念だったときに、ここならば満足して通える
B 第1志望校が第1受験校であることを避ける
C 併願校の合否によって第1志望校を変更するという尺度にする
の、どれか、あるいはそれらの組み合わせ、で、考えるのが普通です。
BCはいずれも前受験、ということですし、Cは第1志望受験前に合否が出ないところは対象外となります。
これ以外の要素はすべて「不純物」とお考えになられてよいのではないですか?
受験、というのは、どれだけ子どもが元気にみえても、こちらが思っている以上の負担をかけます。
子どもは元気です。平気です、と、塾は勧める場合もあるかもですが、別の方にもレスしましたが、模試以外で、志望校の過去問を、実際の入試と同じ時間、同じ教科数で演習していく、ということを塾はほとんどしておりませんよ。なのに、「午前で受けて午後も受ける、で、次の日受けても平気です」なんて言えるほどの検証を塾で行っているとは思えないんですが…
二日目が第1志望ならば一日目は午後入試はしない
二日目が第1志望ならば一日目は第1志望より合格可能性の高い学校を選択する
二日目が第1志望ならば一日目は第1志望校が不合格だった場合に満足して通えるところを選択する
というが受験戦略としては妥当だと思うのですがどうでしょう…
負担を減らすために、第1日目は比較的お子さんの成績で合格しやすく、しかも距離が近くて次の日の負担がかかりにくいところを受ける、というほうがよいような気がします。
何か追加質問があればどうぞ。