カテゴリー別アーカイブ: 近・中・標 (実践編)

国語技術講座 補習編 「のだ」について

「××」さま

 どうぞお気軽にお声がけください。

 中学入試において、国語が苦手、というのは何も「劣」なことではないのです。何度も申しますが、もともと子どもには無理な要求をしているのだ、という視点に立ってやってください。
 成績が上下する、というのも、算数や理科がそうなる、というのとはまったく質の異なるものです。 続きを読む

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~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 12

~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 ⑫
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 平成二十二年、京都女子中『思考の整理学』より。

 いつもどうり、親音読・子黙読で参りましょう。やや、こまかい形式段落構成ですが、こういう説明文は、いつもより心持ちやや速い速度で読んでみてください。

 申しましたように、グライダーの註も念入りにお願いします。 続きを読む

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~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 11

~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 ⑪
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 さて、しばらくお休みしていた「近・中・標」を再開したいと思います。秋からの問題演習の追い上げは大切です。すでに「近・中・標」を始めていた方も追いついて、次はまだかと思われていたかもですので、続けていきたいと思います。

 今回はP43の平成二十二年、京都女子中です。しろくまが好きな外山滋比古『思考の整理学』からの出題です。
 ある特定の書物がブームになることはよくあることで、『思考の整理学』は昨年、一昨年といろいろな学校で出題されています。 続きを読む

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~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 10

~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 10
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 さて、説明的文章は

 例(具体)⇒ 意見(抽象)

 という構造になっている、と、申しました。「( X )で( Y )を説明する」という形です。

 日本人と結婚して地域で暮らす外国人の女性たちに、「暮らしの中の日本語」についての聞き取り調査をした。

 という導入の形式段落から始まります。 続きを読む

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~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 9

~しろくまといっしょに「近・中・標」を~ 説明的文章 ⑨
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 平成二十一年、奈良学園登美ヶ丘中の問題。清ルミ『「優しい日本語」は粋!』よりの出題です。

 今回は、ちょっと二回にわけて、説明したいと思います。一回目は、問題を解く前に、論説文で子どもが「ひっかかる」部分の概論的なことを説明させてもらいますね。

 以前に森毅さんの文で入試問題になっている文をやりましたが、1形式段落あたりの漢語表現が、今回の文章は二倍くらいありますよね~ 二字熟語など三行中に倍ほどあります。
 低学年の子や語彙力の子が「よみにくい」「わからん」となる第1の要因はこういうところにあります。 続きを読む

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