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カテゴリー別アーカイブ: 中学受験後
しろくまさんのお話 新しい出発の話 10
「新しい出発の話」10
「大学入試への見通しの話」第2話
いったい、子どもはいつごろ、自分の将来を決めるのでしょうか。
たとえば医師になりたい、という子ども。
これは小学生のときから、ずっとそう言っておりました。そうして、私立中に進み、大学の医学部を受けて、医師の道を歩む…
途中でその道にきめた、という例はほとんどありませんでしたね。なんとなく、中学受験して、高校生になってから、医師にでもなろうかな、という子は、しろくまの教え子の中にはおりませんでした。
そういう子は、やはりお父さんやお母さんがお医者さんだったのか、というと… 実は必ずしもそうではありませんでした。
面談などしても、
この子が医者になりたいと言い出してまして… いや、うちは医者ではないんですよ。どうして突然そんなことを言い出したのか… で、とりあえず、子どもの言うことなんか、先でどうなるかわからないのですが、今、わたしたちができることをしてやろうと中学受験をすることに… 続きを読む
しろくまさんのお話 新しい出発の話 9
「新しい出発の話」9
今回は「大学入試への見通しの話」第1話です。
な~んて言おうものなら、しろくまさんっ 新しいどころか未来の話すぎますよっ いままだこれから中学に入ったばかりだというのにそれはあまりにも早すぎませんか?
と、笑われてしまいそうです。
そんな深刻な話ではありません。かる~い話です。子どもは目の前の新しい学校生活のことを考えればよいのですが、親は「先」をしっかりと見通して、そのことは「まだ」子どもには一切話をしなくてもよいけれども、理解しておく、というのはかんじんです。
というのも、中学に入ると、いろいろな不安や、これでいいのか、というようなことがお勉強や学校の方針で出てくることがあります。
いっぱんに、学校というのは、なかなか子どもや保護者に「情報」を伝達しない組織なんですよね。
世間の常識は学校の非常識
世間の非常識は学校の常識
いうのは、いくつかの面で正しいのです。 続きを読む
しろくまさんのお話 新しい出発の話 8
「新しい出発の話」8
今回は「幅を広げる」話です。
私立中学に入学されて、しばらくすると、ひとつの「失望」を感じられる方もいるはずです。
「学校はやっぱり学校なんだな」
ということです。どんな実績を出している学校であっても、また、どれほど入試に力を入れている学校であっても、「学校」は良い意味でも、悪い意味でも「塾」とは同じではありません。 続きを読む
しろくまさんのお話 新しい出発の話 7
「新しい出発の話」7
「国語」の話(その2)
中高一貫校は、英語と数学、かなり力を入れてくれます。ところが… 国語、とくに現代文の授業に関してはど~も、大学受験に力を入れているところですら、どこも似たりよったり…
文章を読む、解説をする… 板書されたものをノートにのる… いや、板書なさらない先生もおられます。
ひたすらお話しを拝聴して、おしまい… ということもけっこうあります。
問題演習も、はい、はじめっ 時間がたったら答えを配り、わかるかぁ~ わからんとこ質問あるかぁ じゃあ次…
ずっと同じで6年間…
こういう調子のとき、「国文法」の授業だけがなかなか小気味よい(あるいは小気味よく思える)…
子どもは、わかりやすいものにとびつきます。それにこちらのほうが、単元別に小刻みに進んでいく… 続きを読む
しろくまさんのお話 新しい出発の話 6
「新しい出発の話」6
今回は「国語」の話(その1)です。
まず、中高一貫校にかぎらず、公立中で、中1で中学受験ではあまり出題されない分野の授業があります。
「国文法」
です。
ここが新しい分野になります。品詞の分類表から入って、自立語、付属語… と、樹形図のように分類された図をみせられて解説が進む、というところからスタートします。もちろん、その前に「文節」と係り受けの確認があってから、単語、という流れが授業のまくらになります。
用言、とりわけ動詞の活用をやり始めたところで「のりおくれる」ということになります。
きっちりやれば確実に得点できるのに、最初の「作法」の学習を怠ると、けっこう後にひきずります。 続きを読む